今年の法規科目の文章問題で新しいタイプの問題が2問、出題されました。
ある条件を文章にして、それを法律と照らし合わせて“適切”か“不適切”かを判断する問題です。今年の場合、3つのケースが示され、それぞれが適切か不適切かを判断する問題でしたので、いわば1つの問題で3つの解答をしなくてはなりませんでした。
これまで法規の文章問題は「法令文の穴埋め問題」と「文章をいくつか示して、その中から誤っているもの(正しいもの)を選ぶ問題」でしたので、受講生からの話を聞いても「戸惑った」とか「びっくりした」という意見が多く、同じように感じた方も多かったのではないでしょうか?
こうした新しいタイプの問題が出題されると、受験されている方はどのように対処すればよいのかが気になるところです。
しかし、過去の同じような例から見て、特別に学習しなければならないようなことはほとんどありません。電験三種の試験範囲が大きく変わったのであれば、学習内容を見直す必要があるかもしれませんが、現在のところそのようなことはなく、要は問題の切り口が変わったということになると思います。
今回の“適切”“不適切”を判断する問題にしても、よく言われる「法律の解釈」といったことではなく、単に法律の文章と照らし合わせることで正解できるものでした。
また、法律の暗記という面から見ても、特に、法令文の細かいことまで覚えていないと答えられないというものではなく、概略的なことを知っていればよいという問題でしたので、学習方法もこれまでと変わらないもので充分だと思います。
今後、このタイプの問題が出題されるかどうかは、まだわかりませんが、この手の問題も出るかもしれないという心構えは必要でしょう。
法規の文章問題は「暗記」が鍵になるのは確かですが、必要な法令文をすべて暗記することは文章量からして、まず不可能なはずです。
私は、これまで「何度も法令文に目を通して、言葉を目に焼き付けるような学習」を受講生の方にお勧めしていましたが、今回の新しいタイプの問題でも、この方法は有効だと思います。
今回の問題はここからご覧いただけます。
23年法規の問題






