未来世紀ジパング「池上彰 奇跡のアフリカ」を見て思うこと

2013年6月17日に放映されたテレビ東京の番組を見て熱くなりました。
アフリカで日本人が、そしてそれぞれの個人がこんなに頑張って活躍をしているのですね。
一生懸命の熱い思いは、とても素晴らしいものです。
この番組を見ていない方に是非ご紹介したいと考えました。

 

【アフリカ市場に商機あり  11億人の巨大アフリカ市場】

アフリカは、人口10億7,000万人(世界人口の15%)・54カ国・GDP180兆円(世界の3%を占めます)
2012年のGDP成長率ランキングベスト10に6カ国が入っています。
1位 リビア
2位 シェラレオネ
4位 ニジェール
7位 アンゴラ
8位 リビリアとガーナ

その理由は、アフリカ各国の長く続いていた内戦が終結したこと、ダイヤモンド・金・レアメタルなど資源が豊富にあり高く売れるようになって、そして自立的に経済が発展できるような国が増えて来たこと などのようです。
現在のアフリカは、GDP 180兆円と世界の3%に過ぎない小さな市場です。
世界のBOP(貧困層)が約40億人・市場規模 500兆円に対して、アフリカの11億人は、大半がBOPに属しています。このBOPが中間層へと成長して、優良なマーケットになると期待されているようです。そこが「最後のフロンティア」と呼ばれている所以でしょう。
TOP (=富裕層 年収200万円以上)
MOP (=中間層 年収200万円以下)
BOP (=貧困層 年収30万円以下)

こんなときに頑張って奮闘しているのは、日本の企業であり、夢を背負った個人そのものなのです。

「小さなことから、コツコツと」。
私からは自分の仕事を広げていくこと(キャリアアップや転職、独立など)を目指していく人々の思いと重なりました。電験三種を目指している人の中に多くの方がこの資格そのものに誇りを感じているのです。

この番組のあらすじを簡単にご紹介しましょう。

① 命・健康を守るため頑張る人々

「蚊帳」は日本の伝統的な生活用品です。この「蚊帳」が、アフリカの役に立っているのです。「住友化学」は、マラリヤ予防用蚊帳に蚊の嫌う薬を塗りこんでいるので、命を守っているのです。WHO(世界保健機関)認定で、アフリカ46カ国で使用されています。

「味の素」は、幼児の命を守るため日本の技術で離乳食用の栄養付加物『KOKOPLUS(ココプラス)』を1袋10円で地道に販売活動をしています。
小さな村をまわって、年収75,000円・1日200円以下で生活している貧困層の母親達にデモンストレーションをしているのです。
ガーナの農村部は、40%の2歳児が標準身長に達していません。栄養不良は、脳の発達にも影響する、かなり深刻な社会問題です。KOKOは、とうもろこしのお粥で、栄養価が低く、一般家庭の朝ご飯と離乳食として食べられています。
アフリカは、飢餓から脱出して来たが、栄養は十分ではありません。
KOKOPLUSは、大豆・砂糖・ビタミン・ミネラルに人の成長に欠かせないアミノ酸の一種のリジン(サトウキビやイモを発酵させて製造する必須アミノ酸の一種)を配合して作った栄養豊富な離乳食なのです。KOKOに加えるから『KOKOPLUS』なのですね。
母子の栄養失調が無くなれば、GNP(国民総生産)が11%UPします。
母親が安心して仕事に行ける。→子供がすくすく成長すれば、りっぱな労働力になる。→その国の経済が良くなって行く。
栄養問題は、健康だけではなく、経済成長にも反映されるのです。

日本は、雑貨店等に安価な小袋で、貧困層が買いやすく工夫して販売しています。認知度を上げて、良い物だとわかってもらえば、小袋から大きなサイズの商品を継続的に買ってもらえるという仕組みです。
そんな商品としては、インスタント麺(チキンラーメン)、MILO、味の素や、フマキラーのベープもあります。母親達に一生懸命PRをしています。
またその他、水の浄化装置も販売しています。

ここで熱く営業活動をしている人たちは、大手企業からの赴任者です。
そして販売先は、現地の企業ではなくて、小さなお店や村なのです。
みんな「地道に活動をすれば受け入れてもらえる。きっと将来花が咲くのだ」
と一生懸命なのです。

② 教育現場で頑張る人々

南アフリカ(ヨハネスブルク)のGDPは、近代的な高層ビルが建ち並ぶアフリカ全体の20%を占めるアフリカ随一の消費大国です。中間層、富裕層が増えているので、最近は、1本数百円から数万円のボールペンも売れています。
それに反して、貧困層も多いソウエト地区は、アパルトヘイト(1994年撤廃)で迫害された黒人居住区で、職が得られない貧困が存在します。彼らは、貧困から脱出する打開策として教育に重点を置いて頑張っています。教育ブームが起こっているのです。
南アフリカの識字率は約98%(15~24歳)夢ある将来に向けて勉強熱心になっています。彼らの悩みは、買うことができるボールペンは、インクがあるのにすぐに書けなくなるし、すぐ壊れるということです。
そこで、日本の「パイロット」は、30円で買うことができる青いボールペンを販売しました。この青いボールベーンが書きやすいと子供に大人気です。
今後、貧困層の人達の所得が増えていくので、中間層になると予測されます。
そこで今は、この商品で、小学生のうちから会社の品質と名前を知ってもらうことで、将来的に販売につながると考えたのです。
他社では、フランスから40円、中国から20円のボールペンが販売されています。しかし、日本の30円のボールペンが他社に比べて書きやすく、高い品質基盤で一番よく売れています。
「パイロット」は、これまで富裕層と中間層だけで利益を上げていましたが、2年前から安いボールペンを売り出しました。パイロット主催で小学校の110校に母親と学校の先生の認知度をあげるためにPRに力を入れています。

ここでも企業の中の熱い個人が奮闘しています。

③  国民個々の収入を増やすために頑張る人々。

ここでは、「海に漁に出て、収入を得よう」ということです。でも、漁船は高額で買えないということで、「YAMAHA」が、「船外機」を販売。「船外機」とはどんなボートにも取り付けることができる動力機のことです。安くても日本円で25万円。個人では買えないのでリーダーに売って、レンタルするというプランです。
手漕ぎの木のボートに「船外機」を付けたら→あっという間に沖き合いまで行けて漁ができる→大漁→収入が増えるという仕組みです。
「YAMAHA」は、日本政府も支援して、初めて漁をする人にマニュアルの冊子を配っています。魚の捕り方、保存の仕方、料理の仕方を村民は識字率が低いので、わかりやすい絵で説明している冊子です。
今、漁師が増えています。西アフリカのモーリタニアでは、タコ漁が活発になって、日本に輸出するまでになっています。スーパーや魚屋さんでこの産地表示を見たことがありませんか?

④ 電力不足を解決する人々

アフリカは、慢性的な電力不足です。電気がない→産業が育たない。
電気のない世帯が80%(アフリカの農村部)です。東アフリカのケニアの農村部は、電気が通っていません。電化率は、20%です。

経済発展に欠かせないのは「電力」です。
オルカリア地熱発電所は、すでにケニアの電力の約10%になっています。
ケニアは、火山帯が多く地熱発電に適しています。
地熱貯留層に井戸を掘って、高温の蒸気の力でタービンを回して発電します。
ケニア政府は、2030年までに電化率を100%にする目標を掲げています。
そのプロジェクトを荷うのは、「豊田通商」です。発電増強で30~40%程度、電化率を上げます。ケニアの国家運営を荷う重要なプロジェクトになっているのです。
豊田通商は、地熱エネルギーの他に資源開発、農業も手掛けようとケニア政府と話を進めていて、ケニアの国家ビジョンにまで参画しています。
日本は、ケニア政府からも信頼されています。

「パナソニック」は、携帯電話の充電もできる、「太陽光ランタン」を5,000円で販売しています。アフリカでは、電力不足で、「灯油ランプ」で生活をしています。携帯電話の充電のために、1年間で1万円位かかっています。「太陽光ランタン」は、生活の役に立つだけでは無く、利益も出すのです。

⑤ 締めくくりは「近江商人」の話でした

近江商人の「三方よし」→「売り手よし・買い手よし・世間よし」
これは、日本のビジネスの極意だということです。
そして、そのこころは、ビジネスマンたちの熱意に自然に吹き込まれています。
日本人は世界中のどこかで、人の役に立っているのですね!!
そして、それはみんな「熱く将来を目指し、今を頑張っている個人」
日本人ってスゴイ!!

私も誰かの役に立つように、頑張りたいと思います。
私は、翔泳社アカデミーの社員として、電験三種の合格に向けて受講生のみなさんのお役に立てるように、これからも自分自身もステップアップしていきたいと思います。
受験生のみなさん、頑張って電験三種に合格してください。

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