電験三種は就職には有利な資格。でもそれだけでは・・・

「電験三種の資格を取れば、仕事には困りませんか?」
資格取得をお考えの方からよくある質問です。
勿論、電験三種の資格を取得する事で、仕事の幅が広がることは言うまでもありませんが、だからと言って、電験三種の資格を持っているだけで一生涯仕事には困らないなんて思うのは慢心と言う物です。

確かに、電験三種の有資格者に対する求人は多いです。製造業・建設業・電気工事業・施設管理業等々、それこそ枚挙に暇がありませんが、だからと言ってそう言う企業の全てが、「電験三種の有資格者なら誰でも歓迎。どんな人でもウエルカム!!」なんて、もろ手を挙げて歓迎はしてくれません。
電験三種の有資格者であることは、そう言う企業の門をくぐる為の入管許可証を得ているに過ぎないのです。本当の問題はその先です。

どんな企業に勤めるにしても、雇用される前には必ず面接試験があります。その中で、まず間違いなくされる質問が、応募の動機です。そのときに曖昧な回答しか出来ないようでは、まず採用には至らないでしょう。また、何とか答えられたとしても、資格を持ってはいるが、意欲が感じられない。などと面接担当者に思われてしまったら、採用とはいきません。

言うまでもありませんが、企業が求めているのは、資格を持っているだけの人ではなくて、企業にとってプラスになる人材です。「資格を持っているのだから雇って下さい。」という理屈は通りません。「私は、是非ともこの会社でこういう仕事がしたい。その為に電験三種を取りました。」これくらいの気概を以って相手にアピ-ルできなければ、中々難しいと思います。逆に、それくらいのアピ-ルができれば、採用条件に実務経験等の障害があっても突破できる事もあります。

例えば、要実務経験を謳って募集をしていた企業に、同時に二人の応募があったとします。一人は実務経験が豊富な人。もう一人は資格を取ってまだ間が無い人。しかし、面接をして話を聞いてみると、実務経験豊富な人には、入社した後何がしたいのかという明確なビジョンがなく、何となく資格も経験もあるから面接を受けに来た。という感じが否めない。一方、実務経験が無い人は、入社後にどんな仕事がしたいのかがはっきりしていて、資格を活かして会社に貢献したいという事をしっかりとアピ-ルした。
貴方が採用の担当者だとしたら、どちらの人を採用するでしょうか?

こんな言い方をすると、誤解を招くかも知れませんが、電験三種であれ何であれ、資格は所詮資格に過ぎません。免状一枚で一生涯を安泰に。というわけにはいきません。寧ろ、資格を取った後の努力を怠っては、せっかくの資格が泣きます。どうか、電験三種の資格を取る為の努力を通じて、人間としても磨きをかける事も忘れずに、活躍の場を広げて下さい。

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