日本はリニアモーターカーの実用化に50年以上かけるのだ!~ネガティブ思考をポジティブに変えようⅡ~

前回「私は、工場で金型を作る仕事をしています。10~20年後には、3Dプリンターが実用化して、人間の仕事が減るので、自分達はリストラになるのではないか?」と心配して電験三種を取ろうと思ったという人の話をしました。その後、技術の実用化ということでリニアモーターカーの開発についてのニュースを思い出しました。

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リニアモーターカーもずいぶん前から、話題になっていますが、そもそも最初の実用化が1972年に時速60km で初めて磁気浮上走行に成功ということです。大阪の万博の頃です。東海道新幹線(東京-新大阪間)の開業が1964年ですから、かなり前のことです。もっとさかのぼってみると、JRの昔旧国鉄工作局修車課で新幹線の車輪開発に携わっていた京谷好泰達が次世代高速鉄道の開発という使命を受け、1966年に超高速鉄道研究同好会を立ち上げたところに始まったそうです。新幹線が開業した2年後にはすでにスタートしていたわけですね。当時、レール上を走る列車の時速は300km台が限界と言われていまして、その時速300kmはとっくに達成してしまっていますね。

山梨リニア実験線では、スピードなら既に世界最速の時速600kmを達成しています。2027年に品川-名古屋間、2045年に名古屋-新大阪間開通を目指しています。現在品川駅や名古屋駅周辺では、用地整備や店舗・施設の移転等、本格的な工事へ向けた準備が進められます。しかし、2027年といえば、約10年後で本当は東京オリンピックまでに開通してくれればよいのに、ということが多くの人の心情でしょうけど、現実的には無理なのですね。

日本のリニアのすばらしいところは、超電導電磁石によるリニアモーターによる電磁誘導浮上支持方式で車両を10cmも浮上させているところなのです。これに対して、電磁吸引支持方式(EMS)があり独国のトランスラピッドがあり常電導磁気浮上で地上より1cm程度の浮上なのです。地震などを考えると遙かに日本のリニアは、安全性が高い技術だと言えます。時速600kmを出せたとしても、500kmで営業運転の予定なのは、空気抵抗、ブレーキなどの安全性、天候など様々なことを考慮しているわけです。実際に技術的には可能だけど、安全性を考えて、無謀なことはしないし、時間もきっちりとかける訳です。

 

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