電験3種の過去問題集の取り組み方は?!

(1) 過去問について … 覚えるのではなく理解していくことが大切です

テキストで、基礎的なところが大体理解できたら、より実力をつけるために過去問(過去に電験3種に出題された問題)に取り組むのがよいでしょう。
特に理論や機械の計算問題は、幾つかの問題を解いていくことにより、より早くより確実に解答を得られるようになっていく必要があります。

過去問題集の問題を解くときは、分からないからといってすぐに解答・解説を見てしまわずに、テキストを調べながらでも、できるだけ自力で解く努力をすることが大切です。
解説を見て分かるというのと、自力で解けるというのは別です。最初は時間がかかるかもしれませんが、自力で解くという努力を重ねることで徐々に実力がアップしていきます。

過去問は実際に電験3種で出題された問題ですから、そう簡単ではありません。最初からすぐにスイスイと解けるものではありません。
また電験3種は、過去問をいくつか解いておけば、いくつか覚えておけば合格できるというものでもありません。過去問と同じ問題は出題されません。

問題の一つずつに丁寧に取り組み、着実に理解してそれを別の新しい問題に応用していけることが大切です。前のところが理解できないまま次々と別の問題をやっても力はつきません。

(2) 過去問の効果的学習法 … ノートにまとめていこう

自力で解けなくても問題集の解説を見ておおよそ理解できたら、すぐに別の問題に移ってしまわずに、自分なりにもう一度整理してノートにきっちりと書いていくのがよいでしょう。
まとめ方としては、
① 問題をノートに書き写します。そうすることによって何を問われているか、何が与えられていて、問題のポイントは何かが見えてきます。
② その問題を解くために必要な公式を書き出します。そして問題で与えられた数値を公式に代入し計算していきます。( 問題によっては、問題を解く上で必要のない数値も書いてある場合もありますので注意が必要です。)
③ 多くの問題は等価回路やベクトルなど、図を書いて考えたほうが分かりやすいですから、その図を書きます。
④ 多くの問題は一度の計算で済むことはありません。いくつかの計算を重ねることで解答に至ります。その解いていく手順を箇条書きにしておきましょう。

上のような要領で、1問につきノート1~2ページぐらいに自分なりの解説書を作るつもりで
まとめていくとよいでしょう。そして自分で作ったノートが一番分かりやすいですから、くり返し読み返せばよいです。

また、あまり難しい問題や、出題頻度の少ないところを時間をかけて克服しようとするより、解説を見ておおよそ理解できる問題を確実にミスなく自力で解けるようにしていくことが大切です。
それで60点以上取れればよいのです。100点を目指す必要はありません。

(3) 試験に向けての過去問の取り組み方 … 時間に慣れておこう

過去問も個々の問題について取り組んでいるだけでは、問題が解けても、実際の試験では時間内に何点ぐらい得点できるかは分かりにくいです。

試験2カ月ぐらい前には、実際の時間(理論・電力・機械は90分、法規は65分)を計って過去問をやってみて、自分の実力を試してみることも大切です。

そして解けそうな問題は、同じ問題もくり返しやって、ミスなくより確実により早く解けるようにしていき、試験前には確実に合格を目指す科目について、コンスタントに時間内に60点以上取れるようになっておくのがよいです。
それが4科目であるに越したことはありませんが、それが厳しいようであれば科目合格制度を利用して、合格を目指す科目を絞りましょう。

場合によっては、「二兎を追うものは……」にならないようにすることも大事なことです。

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