電験三種に必要な計算力とは?

理論や電力の学習をしていく中で、わからないことが次から次に出てきてしまい、途方に暮れることがあるものです。翔泳社アカデミーの受講生からも、あれこれわからなくなった状態でご質問を頂くことがあります。わからない箇所がたくさんすぎて驚くのですが、よく事情を聞いてみますと共通点があります。検証してみると、多くの場合は、数学力の不足が原因のようです。特にわかっているようでわからないものに、”式の変形” があります。電験三種は、各科目に取り組むためには最低限でよいから、計算ができることが必要です。これは、あくまで計算であり、数学的証明問題などはまったく必要ありません。たいていの方は、「式の変形はさすがにわかるよ」と言われて、いざ理論などに取りかかってみると”式の変形”問題でぶつかります。しかも、ご本人はそこについては、あまり自覚がないのです。そして、”計算ができないこと”に目をつぶり、解き方を暗記しようとしています。

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電験三種に必要な計算力とは、どんなことなのでしょうか?

中学校位の時の数学を例に考えてみましょう。教科書と併用して計算ドリルなどがありました。夏休みの宿題で課題として出されるといやなものでした。たいていのドリルは、まず「基礎問題」があります。そのまま単純に計算すれば誰でも解ける問題です。次に「実践問題」です。数値が大きくなったり、わざと間違いやすいものにしたりしているもの、いくつかの要素を組み合わせて複数の基礎を押さえてないと間違えるものなどがあります。そして、最後に「応用問題」です。これはドリル自体が標準なものならば「実践問題」の延長なのですが、少々難易度が高いドリルですと、数学的な考え方で計算を理解しているかが問われている場合が多いのです。学校では使いませんが、特に難関高校受験用の計算問題は、その要素満載です。

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この”数学的な考え方”を踏まえた計算において、「文字式の変形」をテーマにするとは下記のことで、実はそんなに難しいことではありません。

1.複雑で手間がかかる計算を忍耐強くルールに基づいて解けるか。計算をしなくてはならない優先ルールが身についているか?

2.等式において、式の”=”(イコール)を挟んで左右が同じであり、左右に同じことをしても同じだということがわかっているか?その性質を利用できるか?

3.数字だけの計算ではなくて、文字式でも同じように計算できるか?特に文字式が入った場合の”通分”は大丈夫か?

 

小学校くらいの時は、文字式ではなかったのですが、中学校からは文字式となります。そして、高校となるともっと複雑になりますね。基本が同じなのに、数字は解けるけど文字だとわからなくなるわけです。

電験三種となると、電気の公式でありますから、更に特有の単位が混ざるわけです。そうなると、なんだかわからなくなってしまうのです。

 

数学が苦手だと思われる方は下記について検討をしてみてください。

  • 中学生くらいの計算問題ドリルを演習する。
  • 小学校から中学校までの図形などの公式を復習する。
  • 計算部分だけでよいので、中学校・高校の「式の変形」や、「方程式等の計算」、を演習する。

 

子供の頃は、学校の授業の後に計算ドリルをして覚えました。数学はある程度のとこまでは、”頭でわかったふり”をしないで、計算しながら根本的なメカニズムを理解することが必要です。数学がどうしても苦手な人は恥ずかしがらずに小学校のところまで戻ってもよいのです。翔泳社アカデミーの受講生の中には、数学が本当に苦手でそこからやり直して、電験に合格した方もいますよ。

 

電験三種に必要な計算力は、とにかく素直に演習をすることです。そして、「その計算の原理 =数学的な思考 」を意識してくみ取ることです。これは、誰にでもできることです。

 

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