電験三種 勉強がうまくいかない理由は「文章問題が苦手」

「電験を一生懸命に勉強しているのに、自力で問題が解けない」という悩みは、よく聞きます。「それぞれの問題について、問題の説明をして、解き方の手順をひとつひとつ追って説明しないと解けない。いままで習得したはずの知識を引き出して、正しく使えないので、このままでは先に進むことがむずかしい。」翔泳社アカデミーのサポート現場でも、こういういう悪循環に陥ってしまう受講生がいるようです。そして、本人はこの状況に自分が陥っていることになかなか気がついていない場合が多いのです。ここでは、この状況はどういうことであり、どうすれば良いのかをお話しいたします。
電験三種に合格したい人は是非ご一読ください。

1.出題テーマを読解できないと、問題は解けない
2.出題テーマを読解できない人って、文章問題が苦手!
3.文章問題を解くために必要な”読解力”
4.文章問題を解くのに必要な要素がもうひとつある


1.出題テーマを読解できないと、問題は解けない

例えば、中学校時代の数学をイメージしてみてください。こんな経験はありませんか?
 「授業で習った分野について、定期試験(中間・期末試験等)ではそれなりによい成績なのに、一般の学力試験(高校の入試・模擬試験等)となると成績が悪い。」
どうでしょうか?思い当たる人はいませんか?
定期試験(中間・期末試験等)では、出題テーマがはっきりとわかるので、まあまあ解くことはできます。数学が得意な人はばっちり得点できて、そうでない人もそれなりに得点がとれるはずです。

しかし、一般の試験であれば、出題テーマが絞られているわけではありません。問題を読んで、出題のテーマを読み解いて、必要な知識を想像できなければなりません。この「出題テーマの読解」が出来るかどうかで、良い成績が採れる人と、そうでない人の差は断然開きます。良い成績が採れる人は、「この問題は、要するにここを問うているのだ。解答するためには、あの分野で学習した知識が使える!」と手応えを感じるはずです。そうです。出題テーマをはっきりと読解できて、習得した知識を想像できて、上手くに使えるというわけです。
問題が解けない人は「これは、どこの分野の問題なんだ? 何を問われているのだ?」と出題テーマをうまく読解できません。


2.出題テーマを読解できない人って、文章問題が苦手!

あなたは中学校時代、数学の文章問題は、得意でしたか、それとも苦手でしたか?
実は「出題テーマを読解できない」という人は、相対的に「文章問題が苦手」という傾向があります。
数学の定期テスト等は、一般的に前半に「計算問題」、後半に「文章問題」という構成が多いですね。数学が苦手というみなさんも、前半の「計算問題」については、それなりにこなしてきたのではないでしょうか?
しかし文章問題となると、とたんにうまくいかないという人が多いのです。定期テストですから、出題テーマははっきりしています。それにも関わらず、問題文自体を正しく読解して整理できないのです。文章問題が苦手な人は、出題テーマが提示されていないような一般の学力試験を解くことは難しいというわけです。


3.文章問題を解くために必要な”読解力

文章問題を解くのに必要である”問題を読み解く力”すなわち”読解力”は、単純な国語の力です。
出題者は、問題を通して「何を提示して何についてテーマとしているのか」を整理する必要があります。電験三種で試験問題を解ために、科目の知識はもちろん必要ですけど、それ以前に問題を”読解”することが必要となります。
そして、この”読解力”を養うことは簡単です。基本から自力で問題を解く訓練をすればよいのです。演習を何回もするのです。わからないとすぐに人に聞いて解いてしまう行為は、解き方の暗記をしていることと同じです。少し条件が変わっただけでわからなくなります。自力で解く訓練をすると、問題の文章を自分なりに整理できるようになりますから、自分の「わかるところ」と「わからないところ」もはっきりしていきます。訓練をすれば、問題の読解力は確実についてきます。


4.文章問題を解くのに必要な要素がもうひとつある
そして、もうひとつ必要な要素があります。それは、”想像力”なのです。それを解くために必要な知識は何であるのか!この”想像力”を養わなければ、問題を解決するための知識を使うことができません。
例えば、小学校5年生で学習する「食塩水の濃度の問題」を思い出してください。

問1 24g の食塩で 8% の食塩水をつくるのには、何ml の水が必要ですか?

この問題は算数(小学校なので数学とは言いません)では、小学5年生で学習する「割合・歩合・百分率」の知識が必要ですが、本来は理科の実験の話ですよね。だから・・・
(1)問題のジャンル 理科(化学)
(2)問題の意図 食塩水の濃度を調整できるのか?
 → 液体の濃度について理解しているのか?
(3)必要な知識 小5の算数の「パーセントの計算」

ではもう一つ小学5年生で学習する「割合・歩合・百分率」ですが・・・

問2 販売価格 2,000円(税込)のTシャツの消費税は、いくらですか?

この問題は、経済ですかね。仕事で販売価格について打ち合わせるときにで出来ます。だから本来は・・・
(1)問題のジャンル 社会(経済)
(2)問題の意図 消費税について知識があるか?
 → 内税・外税について理解しているか?
(3)必要な知識 小5の算数の「パーセントの計算」

いかがでしょうか?
問1は「液体の濃度」で理科のジャンルです。問2は「消費税」で社会のジャンルです。どちらも小学5年生の算数「割合・歩合・百分率」の知識を使うことを思いつかないと、解けません。
これを電験で想像してください。電験で問題を解くときに、このことを自分で考えないで、すぐに解答解説を見る(質問してしまう)ことで、手順まで見ながら進めていけば、それはもう「解き方の丸暗記」となります。電験三種は同じ問題は出ません。問題の切り口をまったく変えて出題してきます。
だから、自分で手を動かして演習するようにしましょう。
“読解力”と”想像力”は、あなた次第で成長させることはできるのです。

翔泳社アカデミーは、電話サポートとメールサポートをしています。受講を申し込んで、最初の内にわからないことがあると電話で質問を頂きます。しかし、ほとんどの受講生は、学習が進むにつれて質問が、段々と電話からメールに代わり、回数が減ってきます。なぜ減ってくるのかについては、電話で弊社スタッフとやりとりする間に今回のことを自然にできるようになってきます。スタッフとやりとりしている内に勉強のコツをつかんでいくようです。それぞれの受講生は、ご自分で本当の学習法を身につけて頂けているものと考えます。
参考:翔泳社アカデミーだけのサポートシステムとは?

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