電験三種で転職

電験三種を生かして転職

翔泳社アカデミーでは、「電験三種を取得したら、転職できますか?」という質問を日頃よく頂きます。最近では、「転職するので電験を取りたい」という方が多くなった気がします。実際のところはどうでしょうか?実務経験なしでも転職できるのでしょうか?ここではそんな転職をテーマにお話しします。
転職サイトを検索すると、たくさんの情報を得ることができます。検索された人材ビジネス会社はたんさんあり、どこを調べたら良いのか迷います。就職情報会社の利用法についてアドバイスいたします。

1.電気主任技術者は人材不足
2.電気主任技術者は今後も人材不足
3.電験三種を取得しても実務経験がないと転職はむずかしいのか?
4.転職サイトを活用してみる
5.人材紹介で転職
6.電験三種で転職は本当にできるのか?

1.電気主任技術者は人材不足

あらゆる施設・建物は、工事・保守や運用などの保安の監督者として、電気主任技術者を選任しなければならないことが法令で義務づけられいるわけです。
あらゆる施設が大型化されています。各都市の主要駅は駅ビルを含めた超大型化、高層複合施設、タワーマンション、大規模工場、目覚ましい建設ラッシュです。2016年4月に電力自由化、2017年7月にガスの自由化です。電気主任技術者のニーズはますます高まるばかりです。
人材ビジネス会社の話でも「ずっと、電験三種取得者の採用がたいへんです。慢性的な人員不足なのです。」という声を聞きます。これは採用戦線において就職率の変動があっても変わらないそうです。

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2.電気主任技術者は今後も人材不足

日本は、技術者がそもそも慢性的な不足とされています。
2008年9月のリーマンショックで世界的な金融危機がおこりました。その後国策で公共投資を大幅に削減、企業も設備投資を圧縮しました。そして、2011年に東日本大震災がおこります。元々電気主任技術者は人員不足だったのに、公共事業を一気に減らしてしまったので、震災復興に貢献できる会社は減っていて、ますます深刻となったということです。
そしてもうひとつ、技術者の高齢化が問題と言われています。”2020年問題”をご存じですか?これは、バブル期に社会人になった団塊のジュニア世代が高齢化して、職場でポスト不足に陥るというものですが、反対に技術系は人材不足に陥るという話です。そして、今後”2030年問題”として、団塊のジュニア世代の大量退職による人材不足と慌ただしくなるのでしょう。特にIT、機械、電気の技術者の不足は深刻のようです。

第一次ベビーブームは1947~1949年頃、で出生数は250万人を超えていました。現在が約100万人ですからすごいものです。この世代の退職が2007年あたりから本格化して、技術系職場においての技術継承問題がおこりました。そして、1970年代前半に彼らの子供の出生ラッシュ第二次ベビーブームとなりました。このときの出生率も200万人を超えていました。この世代を団塊ジュニア世代と言われ、就職時期がちょうどバブル時代でありました。
そんな理由で、これからもずっと電気主任技術者は不足したままなのだと思います。

3.電験三種を取得しても実務経験がないと転職はむずかしいのか?

就職先はたくさんあるとして、もうひとつ「電験三種を取得しても経験者でないと転職できないのですか?」という質問があります。
企業の募集要項を見るとそのあたりは千差万別です。「経験○年」、「経験者歓迎」、「有資格者歓迎」、中には「電験三種レベルの知識」と書いてある会社も見たことがあります。これは、企業側の立場に立てば、よくわかります。希望を書けば「未経験より経験者」だということです。中には、絶対経験者急務の募集もあります。

しかし、そのように書いてあっても、面接を受けてくれて好印象、そのまま採用された例はたくさん聞きますよ。一般的に電気主任技術者が複数人在籍している会社であれば、資格さえ持っていれば実務は経験をしてもらえばよいのです。実務経験者だけどコミュニケーションが悪い人より、未経験者だけど協調性がある人、社会経験が豊富な人の方が期待値があるわけですから。
また、電験三種の科目合格者でも、そのまま履歴書に書くとよいですよ。そこを評価して採用された人もいました。科目合格を履歴書に書くということは、実際にハローワークの担当者のアドバイスだったそうです。

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4.転職サイトを活用してみる

電気主任技術者で転職を考えるときには、上手に人材ビジネス会社を利用するとよいでしょう。会社のタイプで、「求人広告(転職サイト)」、「求人紹介サービス」の2つのタイプに大きく分かれます。
ここでは、「求人広告(転職サイト)」についてご紹介いたします。求人を募集したい会社からの広告が閲覧できるいわゆる”転職サイト”です。

転職サイトは、たくさんあるのでどこを閲覧したらよいか迷いますね。みなさんがよく聞く会社のサイトを開いてみるとよいと思います。クリックして、すぐに求人広告をみることもできるサイトもありますが、思い切ってユーザ登録をしてみてください。職種や勤務地で検索可能なところがありますし、最近では年収、資格を活かした募集などいろいろと検索できるサイトもありますよ。最近では、”電験三種 転職” と検索すると特に電気主任技術者に力を入れている求人広告会社が出てきます。応募したい会社を見つけて、サイトを通じて応募することとなります。
主な転職サイトでは、リクルートキャリア(リクナビ)、内藤一水社(電験転職ナビ)、インテリジェンス(テンプHD)、マイナビ(マイナビ転職)、エンジャパン(エン転職)、他があります。
メールを登録する際に注意して頂きたいことがあります。「携帯のメールアカウント」についてです。ご自分が登録したメールアドレスで応募する会社とやりとりをします。会社側はパソコンなので、せっかく連絡しようにも携帯のアカウントのために、メールが届かないこともあります。使用するものは、G-mailやパソコンでやりとりできるものを使用してください。スマートフォンと自宅のパソコンの両方でいつでも見ることができる環境を確保しましょう。また、迷惑メール等を防止するフィルターがかかっいる場合は、外しましょう。

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5.人材紹介で転職

「人材紹介」は簡単に説明すると、登録された転職希望者を人員募集をしている会社に紹介をする会社です。前記の「転職サイト」の人材会社は、求人をする会社から広告を出してもらうことで代金を得るのに対して、「人材紹介」の人材会社は、求人している会社に紹介をし面談を経て採用になったら、成功報酬として代金をもらうというしくみとなっています。どちらも転職希望者からはお金をもらうことはありません。

単純に人材紹介会社に登録しても、どんどん転職先を紹介してくれて楽々転職させてくれるわけではありませんのでご注意ください。
一般的な流れで説明しますと、転職希望者がサイトに登録した後、人材紹介会社のコーディネーターと面談をすることとなります。コーディネーターは、登録者の転職についての希望をヒアリングして、希望に合った企業の紹介ができるように動きます。募集している会社のリストもわかるので、登録者からリクエストを出せば、条件が会社側と合っていれば、もちろんアプローチもしてくれます。(詳細は会社によって異なります。一般的な例です)登録者は、コーディネーターに対して、積極的に取り組むことがコツです。

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あなたが「人材紹介」を利用する場合のポイントを押さえましょう。
コーディネーターとのコミュニケーションがとても重要です。人材紹介会社との面談においては、コーディネーターから、「いままでの実績」「転職の動機」「希望の条件」「採用してもらった際に期待できるアピールポイント」等いろいろとヒアリング受けることとなります。コーディネーターの立場から考えると、企業にあなたを紹介するわけですから当然の質問ですね。また、あなたは、そのような質問を受けることで、自分が不足しているアピールポイントもわかるようになります。転職希望者は、コーディネーターに動いてもらうことができて、話しが進むわけですから、積極的にコミュニケーションをとり、アピールすることが重要となる訳です。

主な人材紹介会社では、リクルートキャリア、インテリジェンス(テンプHD)、マイナビ、エンジャパン(エン転職)、他があります。
翔泳社アカデミーでは、しばしば受講生や資料請求者から、「なかなか紹介してもらえないのです」という話しを聞きます。「人材紹介」の担当者も人間です。「やってもらって当然」という姿勢にならないように注意しましょう。

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6.電験三種で転職は本当にできるのか?

「電験三種を取得したら、転職できますか?」という質問ですが、「現在電験三種取得者の採用がたいへんです。慢性的な人員不足なのです。」という声をたんさん聞きます。電気主任技術者はのどから手が出るほど、採用したいのです。
しかし企業側としては、まず人物評価をしなくてはなりません。これまでの実績はどうか、誠実に働いてくれるのか、コミュニケーション力はあるか、入社してからの期待値などです。いくら電験三種を取得していても、協調性がなかったり、仕事はミスだらけだったら困ります。社員として自覚をもって誠実に働いてくれないのなら採用できませんよね。
私たちは、「電験三種を取得したら、転職できますか?」という質問には、こうお答えします。「電験三種を取得したら、断然有利だと思います。しかし、”電験 = 転職(就職)”というパスポートではありませんよ。」

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