電験2種・電験1種とは?

電験二種・電験一種とは?

「電験三種では役に立たないのでは」と心配される方がいます。
そんなことはありません。
事業用電気工作物のうち、最も施設数が多いのは、電験三種で監督できる電圧5万ボルト未満の施設です。たいていの場合、問題ないはずです。また、「私は電験二種から取ろうと思いますが……」という方も時々います。電験二種はここ数年合格者が300~500名位、また電験一種については、合格者が100名以下しかいない超難関資格です。電験三種から着実に合格するようにお薦めします。

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■ 電験三種と何が違うのか?

第三種電気主任技術者(電験三種)では、電圧5万ボルト未満の電気工作物(出力5,000キロワット以上の発電所を除く)の工事、維持及び運用に関する保安の監督を行うことができます。

一方、第二種電気主任技術者(電験二種)は電圧17万ボルト未満の事業用電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安の監督を行うことができます。そして、第一種電気主任技術者(電験一種)については、すべての事業用電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安の監督を行うことができます。

簡単に言えば、電験二種以上となると、発電所、変電所、大規模工場、大規模施設で必要となるわけです。難易度もかなり高いのですが、いきなり取得しても実践では役に立ちません。電験三種を取得して実際に経験をつけながら、必要に応じて取得することで十分です。
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■ 電験二種・電験一種の試験内容について

電験二種・一種いずれも、試験は年1回となります。
但し、一次・二次試験制です。毎年、申込み期間が5月下旬から6月上旬、一次試験は9月上旬、二次試験が11月中~下旬となります。
どちらも、一次試験は、マークシートによる多肢選択方式ですが、二次試験は、記述方式となります。試験で使用できる電卓の種類は三種と同様です。

第二種・一種電気主任技術者試験 [ 一次試験 ]

科目名 科目の内容
理 論 電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測
電 力 発電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配線を含む。)の設計及び運用並びに電気材料
機 械 電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理
法 規 電気法規(保安に関するものに限る。)及び電気施設管理

 

第二種・一種電気主任技術者試験 [ 二次試験 ]

科目名 科目の内容
電力・管理 発電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配線を含む。)の設計及び運用並びに電気施設管理
機械・制御 電気機器、パワーエレクトロニクス、自動制御及びメカトロニクス

 

■ 科目合格留保制度(科目別合格制度)はあるのか?

一次試験において、4科目に合格すると二次試験となります。

4科目全て合格にならなくても、科目ごとに合格した場合は、電験三種同様に「科目合格」となり、翌年から2年間の試験が免除されます。
従って、3回の試験で4科目に合格すると二次試験を受験出来ることとなります。前々年度、前年度の一次試験で科目合格になった場合には、一次試験の受験申込みの際、合格科目の免除申請をして受験をします。申請をしなかった場合は、その合格科目留保の権利がなくなりますので、注意してください。

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二次試験には、科目合格留保制度はありません。
但し、一次試験に合格した年度の二次試験に不合格になった場合は、翌年度の一次試験は、申請により免除されて二次試験から受験ができます。しかし、不合格となりますと、その翌年は一次試験から受験することとなります。

手続きを間違えると合格が取り消されることがあります。詳細は、必ず「受験案内」を精読してください。わからないことは、(一財)電気技術者試験センターに直接質問してください。