【電験3種の試験】平成22年度 出題傾向

平成22年度の試験について、科目別のポイントをまとめました。

■ 平成22年度 科目別出題傾向

【 理 論 】

全体としては、基礎力を問われる出題傾向でした。

定理・公式通りに考えれば、簡単に解けるサービス問題もあって「こんなに簡単でいいのだろうか?」と一瞬不安になった受験生も多かったのではないかと思います。

その反面、問題文から設定が把握しにくい問題もいくつかあり、文章読解力も重要なポイントであったと言えます。

ここ2~3年の傾向ですが、解き方は基本的な内容であっても、設定の掴みにくい問題がいくつか出題されており、今年もそれにならった印象があります。

このような問題に対処するには、従来通りの定理・公式の理解や数学力に加え、問題をよく読んで、図などを書いて、与えられた条件や設定をきちんと整理する力も求められますので、普段から、問題をじっくり読む、図を描いてみるなどを心がけて、慣れておく必要があります。

【 電 力 】

文章問題は、1つ1つの事項を細かく深く知っておくより、広く浅く知っておく方が有効な出題傾向でした。このことは、今年に限らず例年の傾向ですので、電力の1つの攻略法であると言えます。

ただし、問13のような初めての出題形式(正、誤をまとめて選ぶ)、問14のような初めて出題される語句(重合炭化水素油)のようなこともあるので「こういうこともある」と心しておきたいところです。

計算問題には、特に目新しいものもなく、過去問題の改題や基礎的な知識・計算力を問う出題傾向でしたので、ここで点数を稼げた受験生も多かったのではないかと思います。

【 機 械 】

例年通り、理論をベースとした基礎がきちんと出来ていないと対応が難しい出題でした。特に、計算問題では、小手先のテクニックよりも、基礎を理解し、それに基づいて考え、計算式を作って答えを導く、といった基本を重視しないと合格は難しいと思います。

文章問題では、電力同様、細かなことよりも、全体をしっかりと見据えた学習が必要で各電気機器の構造、役割、特徴などを幅広く知っておいた方が有利だったと思います。

機械は、元々、異なる分野を広く学習する必要があり、今年もその傾向は変わりなかったので、合格点は47.65点と低い結果となりました。

【 法 規 】

一昨年くらいからの傾向として「電技(電気設備技術基準)」よりも「電技解釈(電気設備技術基準とその解釈)」に中心が移りつつありましたが、今年はA問題10問のうち、6問が「電技解釈」で、いよいよこの傾向がはっきりしてきたように思います。

電技解釈は条文も多く、すべてを覚えることは、非常に困難ですから「電技」と組み合わせるなど、ひと工夫して、整理しながら覚えておくことが必要でしょう。B問題の計算は、全問過去問題の改題・類似問題でしたので、過去問題をしっかり学習していれば対応できる範囲でした。

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