電験三種 平成30年度 試験出題傾向

平成30年度の試験について、科目別のポイントをまとめました。

■ 平成30年度 科目別出題傾向

● 平成30年度(2018年度)の【理 論】
● 平成30年度(2018年度)の【電 力】
● 平成30年度(2018年度)の【機 械】
● 平成30年度(2018年度)の【法 規】

【 理 論 】

本年度の問題は少し変わった問題が多く、解きにくいと感じた方が多かったのではないでしょうか。
A問題は、問1及び問2が「静電気」、問3及び問4が「電磁気」、問5が「電力」、問6が「交流回路」、問7が「定電流源を含む直流回路」、問8が「交流回路」、問9が「共振」、問10が「過渡現象」、問11~13が「電子工学と電子回路」、問14が「SI単位系」に関する出題でした。
B問題は、問15が「三相交流回路」、問16が「電子工学と電子回路」、選択問題については、問17が「静電気」、問18が「電気計測」と「定電流源」に関する出題でした。
文章・計算問題の割合は、文章問題が5問で2.5割、計算問題が15問で7.5割でした。
本年度の少し変わった点として、問7及び問18があまり出題されていなかった「定電流源」に関する問題だったこと、問13はクリッパ回路の問題で、過去15年間には出題されていない分野の問題だったことが挙げられます。
問8は、電力科目の「電圧降下」を学習していると解きやすい問題でした。
問15は回路図が見慣れない形でしたが、自分でわかりやすい形に回路を書き換えることができた方は解くことができたのではないでしょうか。

【 電 力 】

本年度の問題は変電分野や送配電分野は例年通りでしたが、発電分野は変わった問題が多く、得点しにくかったのではないでしょうか。
A問題は、問1は「水素ガス」、問2は「水力発電の比速度」、問3は「汽力発電のタービン」、問4は「原子力発電のタービン」、問5は「風力発電」、問6は「送配電」、問7及び問8が「変電」、問9及び問10は「送配電」、問11は「地中送電」、問12は「変電」、問13は「送配電」、問14は「鉄心材料」に関する出題でした。
B問題は、問15は「水力発電」、問16及び問17は「送配電」に関する出題でした。
文章・計算問題の割合は、文章問題が11問で5.5割、計算問題が9問で4.5割でした。
本年度の少し変わった点として、問5で「風力発電」の計算問題が出題されたこと、問15の「水力発電」の問題が法規科目で出題されるような形の問題だったこと、例年よく出題されていた「火力発電」の効率や炭素量を求める問題が出題されなかったことが挙げられます。
発電分野の計算問題が例年と変わった問題が多かったので、ここを得点源にしようと考えていた方は点数が伸びにくかったかもしれません。

【 機 械 】

本年度の問題は、問8以降の後半は例年通りでしたが、問1から問7の前半は少し得点しにくい問題が多かったのではないでしょうか。
A問題は、問1及び問2は「直流機」、問3及び問4は「誘導機」、問5及び問6が「同期機」、問7が「ステッピングモータ」、問8が「変圧器、直流機、誘導機、同期機」、問9が「変圧器」、問10が「電動機応用」、問11が「パワーエレクトロニクス」、問12が「電気化学」、問13が「自動制御」、問14が「論理回路」に関する問題でした。
B問題は、問15が「変圧器」、問16が「パワーエレクトロニクス」、選択問題については、問17が「照明」、問18が「自動制御」に関する問題でした。
文章・計算問題の割合は、文章問題が7問で3.5割、計算問題が13問で6.5割でした。ただし、文章問題を「暗記しておいて答える内容」、計算問題はそれ以外として数えています。実際に数値を計算して答えを求めないといけない問題は全体の半分くらいです。
本年度の少し変わった点として、問6の同期機の計算問題について単位が〔p.u.〕だったこと、問7がこれまで出題されていないステッピングモータの問題だったことが挙げられます。

【 法 規 】

本年度の問題は例年通りの出題でした。ここ2年程はB問題に文章問題が入っていましたが、本年度はB問題がすべて計算問題でした。
A問題は、問1が「電気事業法」、問2が「電気事業法」及び「電気事業法施行規則」、問3及び問4が「電気設備技術基準」、問5から問9が「電気設備技術基準の解釈」、問10が「電力の需給」に関する問題でした。
B問題は、問11が「風圧荷重」、問12が「電圧降下」、問13が「変圧器の全日効率」に関する問題でした。
文章・計算問題の割合は、文章問題が10問で約6割、計算問題が6問で約4割でした。
本年度の少し変わった点として、問10が具体的な法令の問題ではなく、近年の電力需給に関する問題だったことが挙げられます。ですが、問題文をよく読み、近年の電力需給の状況を思い出すことができた方は解くことができたと思います。
問13の「変圧器の全日効率」に関する問題は、計算に時間がかかる問題でしたが、問11の「風圧荷重」の問題で時間をとってしまって、最後時間が足りなくなってしまった方も多いのではないでしょうか。

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