どのくらい難しいのか?

電験3種合格特別養成講座

電験三種はどのくらい難しいのか?

「電気のことを本当に理解をして安全に扱えるのか」が問われる試験です。高い専門性と広い学習範囲からむずかしい試験と言われています。しかし、高校や大学入試のように定員を越える人数をふるい落とすような資格ではありません。

誰でも(一財)電気技術者試験センターが設定した合格基準(各科目60点) を越えることができれば、取得ができる資格なのです。

電験三種は、本当はどのくらい難しいのでしょうか?電験三種の試験は、多角的な視野で正しく捉えれば、誰にでも対処することができる資格なのです。

20151021

1.合格の定員数がある試験と、定員制限がない試験
2.国家試験を難易度で整理して見えてくること
3.試験センターの出題方法からわかること
4.電験三種の合格率の低くなってしまう、もうひとつの理由
5.正攻法で電験の合格を目指そう!

1.合格の定員数がある試験と、定員制限がない試験

世の中の試験には、定員がある試験(合格者数が制限されている試験)とそうでない試験があります。制限されている試験の代表としては、高校や大学受験です。学校の定員がありますから、全員合格にしたくてもできません。また、さまざまなしくみで合格者数について、国策でコントロールされている資格もあります。また、オーディションもそのひとつです。制限されている試験は、どんなに頑張って勉強して得点しても、難しいのです。

一方、一定の合格基準を越えれば誰でも合格できる試験があります。国家資格のかなりの部分が定員はありません。わかりやすい代表例は自動車の免許です。自動車を安全に運転する技能と、安全を担保する法律の知識を習得すれば誰でも合格します。いくつか挙げると、電気工事士、建築施工管理技士、 ボイラー技士、衛生管理者……とたくさんあります。

電気主任技術者についても合格人数の制限はないのです。(一財)電気技術者試験センターが発表する合格基準点さえ、越えることができれば合格するのです。この合格基準点は60点か、年によっては科目間調整で下がる場合があります。電験はとにかく 各科目60点を越えれば合格なのです。ではなぜ、電験の合格率は低いのでしょうか?

2.国家試験を難易度で整理して見えてくること

国家資格では、「専門知識を求められる難易度が高いもの」と、「最低限の知識の習得や技能を覚えることができれば取得できる難易度が低いもの」に分かれていきます。
一般に難易度が高いようなら合格率は低いものですが、単純にそれだけで比較することも難しいものです。
例えば公務員試験、司法試験、税理士試験のように専門の学校に行って学ぶ人たちがたくさん受験する資格なら、合格率の数字以上にもっと難易度が高いわけですから。

20151021-2

難易度が高い資格は、「本当にその知識があるのか」が問われます。多くの場合、過去の問題と同じものや、類似したような問題の出題は少ないようです。
それに対して、難易度が低い資格は、一定の学習をしたら、過去問題を繰り返しこなすことで容易に合格に近づきます。
電験三種は、電気の性質をしっかりと理解しているのかを問われている資格です。1年・2年と専門の学校へ通う必要はないけれど、過去問を覚えるような学習でなく基本をしっかりと学習する必要があることを理解してください。

難易度の高い資格 難易度が低い資格
本当の専門知識を熟知する必要がある
過去問題、類似問題は出題されない
出題内容のポイントを押さえて、理解していくことが重要
問題の本質を理解する学習
最低限の知識・技能習得ができればよい
過去問題、類似問題が出題される傾向
過去問題、類似問題中心での学習で対策可能
とにかく覚えることが中心の学習
税理士 ※10科目以上ある  (8~15%)
司法書士  (3~4%)
社労士  (5~9%)
気象予報士  (4~5%)
電気主任技術者  (5~8%)
電気工事士  (40~50%)
建物環境衛生管理技術者(ビル管)  (15~20%)
危険物取扱者(乙、甲、丙種)  (28~68%)
ボイラー技士 (50~60%)
工事担任者 (15~45%)

3.試験センターの出題方法からわかること

(一財)電気技術者試験センターでは、総勢30名を越える第三種電気主任技術者試験委員会メンバーが毎年直接問題作成をしています。(試験実施後に公表されています)一科目18問位(法規は13問位)ですから、ものすごい人数ですね。電気主任技術者の使命は電気の安全安心を守ることです。本当に理解をしている人を合格させるという強い意志が伝わってきます。

従って、過去問題、類似問題はほとんど出題されません。同じ内容を問うても違う形で出題されるということを知ってください。多くの方は、このことを理解せずに過去問の解き方を覚えるような学習をして、なかなか合格できないようです。このことからも基本をしっかりと学習しなくてはならないというわけです。

➡悩みを解決!「翔泳社アカデミーの総合電験三種講座のポイント」

4.電験三種の合格率が低くなってしまう、もうひとつの理由

20151021-1
電験三種の受験申込者数と受験者数を比較してみましょう。
毎年約6万5000名を越える受験申し込みがあって、実際の受験者数は5万名を割り込みます。合格率は、5~8%程度ですが、科目合格率は25~30%もあるのです。このことから推測すると、”お試し受験”や最初から”科目合格狙い”の人が多いと言えそうです。したがって、合格率の低さをあまり深刻に受け止めなくてもよいのかもしれません。

参考:電験三種 試験データ

5.正攻法で電験の合格を目指そう!

電験三種は、電験に必要な最小限の数学、理論をはじめとした電力、機械、法規の基本学習をしっかりと学習することで対処できる資格です。過去問題に取り組むことはもちろん必要ですが、過去問から学習してはいけないということが鉄則です。試験のあり方をしっかりと捉えることができれば、合格に近づきます。