勉強方法の基本

受験者が知っておくべき電験三種の勉強方法

電験三種の試験の範囲はとても広大です。全てを勉強することはとても大変です。みなさん働きながら勉強するわけですから、試験の性質をよく理解して、効率的に合格を目指しましょう。

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1.60点を超えたら合格という試験です。
2.勉強は、過去問からやってはいけません。
3.「出題傾向」に惑わされてはいけません。
4.翔泳社アカデミーの通信講座は毎年改訂しているのか?
5.繰り返し演習で、合格に必要な知識をモノにしましょう。
6.ノート整理は必要か?

1.60点を超えたら合格という試験です。

電験三種の試験は、各科目とも60点を超えたら合格します。合格の定員がある試験ではないので誰でも60点で合格するのです。毎年、第三種電気主任技術者試験委員会において、試験科目ごとに合格基準点が定められ、その年によって55点など引き下げられたりします。従って、全てを満点とるような勉強ではなく、効率的に60点を超える事ができるようにしましょう。あまり出題頻度がない分野、どうしても苦手な分野については切り捨てることも一つの方法です。

2.勉強は、過去問からやってはいけません。

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なぜ過去問から取り組んではいけないのでしょうか?
その理由は簡単です。電験三種では、過去問をそのまま出題することは、まずありません。つまり、過去問の丸暗記では対応できない試験なのです。過去問題の解き方を一生懸命に暗記したりしてもあまり役に立ちません。
重要なことは、その問題で何を問われているのかを見極めることができて、その基本的な項目を理解しているのかにあるのです。電験三種に合格するためには、基本をしっかりとマスターすることがなによりも重要です。

3.「出題傾向」に惑わされてはいけません。

出題傾向は、毎年各社の過去問題集などでも分析されています。翔泳社アカデミーもホームページで掲載しています。
各科目各分野での出題傾向についてはそれを参照すれば、つかむことはできます。実はどこの会社の分析もしっかりとした先生達が見ているので、そんなに変わるものではありません。傾向は、毎年大きく変化するのではなく、少しずつ変わっていっています。
出題傾向よりも、むしろ問題の出され方が毎年違っていて、同じ問題が出ないことが特徴なのです。そのために、同じ形式の予想問題を作成することは難しいのです。毎年の試験を分析すれば、たいていは重要分野の基本学習をしっかりと取り組んでいれば得点できるということが言えます。大事なことは、出題傾向に惑わされずに、合格するために必要な基本をよく理解して、ものにすることです。

4.翔泳社アカデミーの通信講座は毎年改訂しているのか?

翔泳社アカデミーの教材は、テキストもライブ講義DVDも改訂しています。どうしているか少しだけご紹介します。
学習する分野は必要なところに絞っていますけど、大事なところはほとんど変わるわけではありません。電気の性質や法則が根本的に変わるわけではないのですから(笑)。
翔泳社アカデミーの先生たちと、毎年スタッフで内容の検討をします。各分野を中期的に検討して、「この分野の出題頻度が少し下がった、上がったみたいな変化に対応します。それよりも、「この頁のこの記述を変えた方が先生も教えやすく、結果として受講生には理解されやすいのでは?」というところを気にします。
この作業は出版社としては自然な作業です。市販の書籍を刊行しているところ(翔泳社も刊行しています)は、増刷の度に自然に当たり前のように直すべきところは直しているのではないでしょうか?弊社は通信講座なので毎年しているというわけです。

ライブ講義DVDも、毎年作り直します。この作業は、出題傾向がすごく変わるからではなくて、ライブ講義をお届けしているので鮮度を落としたくないということが大きい理由です。
みなさんから、法改正への対応についてご質問を頂きます。法改正については、毎度講師の方々と確認しています。すぐに対応すべきか、急がなくて良いのか。電験三種の試験は、直近の法改正に影響する問題は出題されたことはありません。毎年の改訂で反映させています。しかし、翔泳社アカデミーでは試験問題に関係する法改正があったときは必ず、受講生にその箇所を別途通知することもしていますので、ご安心ください。

➡悩みを解決!「翔泳社アカデミーの総合電験三種講座のポイント」

5.繰り返し演習で、合格に必要な知識をモノにしましょう。

勉強する上で、解き方のパターンを暗記しようとすることは、よい方法ではありません。最初はよくても勉強が進んでいくと、内容を理解出来ているわけではないので、わからなくなってしまいます。解き方の暗記ではなくて、内容をよく理解して繰り返し演習をするのです。自分で解くことを続ければたいていは、その知識を使いこなせるようになります。講座は視聴しているだけではわかった気になるだけで、役に立ちません。

具体的な勉強法としては、講座の前にテキストを予習することで自分がわからないところをはっきりさせます。その上で講座を視聴します。そして、自分で解いていきながら学習していくのです。わからなければ何度でも繰り返すのです。第三種電気主任技術者に合格するためには、繰り返しの演習による理解がとても大切です。
学生時代に授業だけをいきなり受けて、試験を受けてもよい成績は取れなかったという経験はありませんか?高校や大学の受験であれば、なおさらだと思いませんか?
「講座の視聴だけでない、繰り返しの演習」は面倒のように思いますが、合格する上でとても効率的で、近道なのです。

➡確認しよう!「電験三種の勉強 よくある間違い・正しい知識」

6.ノート整理は必要か?

子供の頃に学校で、先生の板書(黒板に書いたもの)を一生懸命に控えて、とてもきれいなノートを作ったのだけど、あまりテストの成績はよくなかったということは経験しなかったでしょうか?
または、そんな同級生がいて、いつもノートはとても丁寧であったけど、いまひとつ成績はよいわけではなかったとか?!

これは、ノートをとることに夢中になり、先生が大事なところを説明しているにも係わらず、あまり聴けていない、または覚えることをしていなかったから起こることです。労力のほとんどを勉強ではなくて、ノートを作ることに費やしてしまったのでしょう。そして、ノートを作ることを「覚えた。勉強した。」とすり替えてしまったのです。
電験三種の試験範囲は広大です。ノート作るのはたいへんです。問題の解き方であれば、自分で解いてみてわからないところだけを見るようにしましょう。暗記すべきところがあれば、テキストや要点整理を使えばよいし、必要ならそこに加筆すればよいでしょう。覚えることができないところだけにしぼりましょう。そうすることで、ノートを作る作業は最小限にしましょう。