- 2019.04.12
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勉強方法
電験三種に合格できない12の勉強法「8.解説を見ればわかる」
こんにちは!
電験三種に合格できない12の勉強法第8回です!
今回のテーマは、「解説を見ればわかる」です。
突然ですが、「解説に書いてあることはわかるのに、自分で最後まで解くことはできない…」なんてことはありませんか?
もしくは、答えまでたどり着けなくて解説を見て、「なるほど~そういうことか~」と納得して、そのまま次の問題に進んでいらっしゃいませんか?
弊社の通信講座は電話で受講生の質問を受け付けていますが、話をしていると実際こういう方が多くいらっしゃいます。
実は、このような勉強方法を続けていっても、なかなか実力につながっていきません。
今回はその理由と、どうすればよいのかを解説していきたいと思います。
目次
解説の内容がわかっても自分で問題を解けない理由
自分で問題を解くことができるようになるための解説の使い方
まとめ:解説をうまく活用しよう
解説の内容がわかっても自分で問題を解けない理由
解説の内容がわかるということは、テキストや参考書に書いてある内容の理解はできていると考えていただいても良いと思います。
つまり、『解説に書いてあることはわかるのに自分で最後まで解くことができない』という原因は、
理解できている公式や定理、考え方を問題で使うことができないということです。
ですので、テキストや参考書の内容を復習しなおすということは、あまり有効な対処法ではありません。
もうすでに理解している内容をただなぞるだけになるからです。
では、理解した公式や定理を問題で使えるようになるためには、どうすればよいのでしょうか?

自分で問題を解くことができるようになるための解説の使い方
皆さま解説をどのように使っていらっしゃいますか?
解き方の確認をして終わりになっていませんか?
解き方の確認をして終わりになっているということは、自分で思いつけなかった解き方を、解説に教えてもらっただけになっているのです。
これは、自分で解き方を思いついたわけではありません。
ですので、他の問題を解いてもまた自分で解けず、解説を読む、そして他の問題に進んでもまた解けない…というスパイラルに陥るのです。
自分で問題を解くことができるようになるヒントは、解説の使い方です。
例えば、解説で電圧を求めていたとしましょう。
解説は数ある公式から、一つの公式を選択して求めているのです。
では、解説はどうしてその公式を選んだのでしょう?
問題文に何か記述があったのかもしれませんし、回路図からその公式が使えると判断できたのかもしれません。
もしかしたら別の公式を使っても解けるかもしれません。
このように、どのようにして解き方が成り立っているのかを考えるというのが大切です。
これを積み重ねていくことで、自分が問題を解いているときに「この公式が使えるのではないか」「○○と●●を求めたら□□がわかる」ということを思いつくことができるようになります。
解説に頼らず自分なりにしっかり答えを求めることができるようになるというわけです。

まとめ:解説をうまく活用しよう
いかがでしたか?
これまでどのように問題を解いていらっしゃったか振り返ってみてください。
これから試験が近づくにつれて、問題を解く量も増えていくと思います。
同じ量の問題を解いたとしても、勉強の仕方次第で効果は大きく変わります。
解説をうまく活用して、実力をつけていってくださいね。
連載:電験三種に合格できない勉強法
1.過去問題から学習スタート >
2.計算は電卓があるから大丈夫 >
3.テキストを覚えたら合格できる >
4.全部完ぺきにしないといけない >
5.合格する作戦は全員同じ >
6.合格した科目の勉強はしない >
7.全科目テキスト→全科目演習 >

