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- 2021.01.22
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電験三種に必要な計算力をつけるために心がけること
電験三種に合格するためには、理論・電力・機械・法規の公式や知識を覚えるだけではなく、自分の力で答えを導き出す“計算力”が必要です。
“計算力”を身につけるためにはたくさん練習を積む必要があるのはもちろんですが、練習方法を間違えると身につくはずの力も身につきません。
今回は実際に弊社のサポートスタッフである私がいつも意識して実践しているポイントをまとめました。
これから勉強を始める方も、すでに勉強を進めている方も、ぜひ日々の勉強を振り返ってみてください。
目次
初めのうちは計算スピードを気にしない
“計算力”と聞いたときに、「計算スピードを速くしないといけない」と考える方も多いかと思います。
確かに、電験三種は試験時間が足りないので計算を速くできる力は必要です。
しかし、計算スピードを速くするというのは、最後答えが出るまで自分の力で計算できるようになってから意識するべきことです。
私も最初から計算スピードは速くありませんでした。
「時間がかかっても自分でちゃんと計算する」ということをずっと続けてくるうちに、後からスピードも追いついてきたものです。
では、スピードを身に着ける前、最後答えが出るまで自分の力で計算できるようになるために意識したいポイントを見ていきます。
書くことをめんどくさがらない
まずは「書くことをめんどくさがらない」ことです。
複雑な計算になればなるほど、途中式を書くことを省略したくなりますよね。
また、図形の問題はわざわざ図を自分で描くのがめんどくさくて、小さい問題図にいっぱい書き込んでしまうなんてこともあるかもしれません。
解説は計算過程が短いことが多いので、その解説通りに解こうとする方もいらっしゃるかもしれませんが、書くことを省略するのがいいことだとは限りません。
計算過程を書いて目に見える形にすることで、自分がどうやって式変形してきたのかを整理しながら計算を進めることができます。
私自身、日々受講生をサポートしている中で、毎日のようにたくさんの問題を解いてきましたが、今でもちゃんと書いて計算するというのは大切にしていますし、書いて計算した方がミスも圧倒的に少ないです。
解説を見て終わりにしない
次は「解説を見て終わりにしない」です。
途中で行きづまってしまったとき、解説を見て「あーそうやって計算すればいいのか…」と思ってそのまま終わってしまっていませんか?
「見てわかる」と「自分で計算できる」は全く違います。
解説を見てわかったと思った計算でも、実際に自分で式変形をしてみると最後までできないということもよくあります。
“計算力”を身に着けるには、自ら手を動かすことが必須です。
解説を見たとしても、そのあとにもう一度本当に自分で式変形できるのか実際に自分の手で計算してみる癖をつけましょう。
計算方法を説明してみる
最後は「計算方法を説明してみる」です。
計算過程は「○○だから△△して…」というように、その状況を整理して次に何をすればいいかを考えて進めるものです。
せっかく最後まで計算できたとしても、「なんとなくやってみたら求まった」ということでは、次に同じような計算が出てきても確実にできるとは限りません。
「どうやって計算したか教えて」と聞かれたと想定して、自分だったらどう答えるかを考えてみると良いでしょう。
これは計算だけに関わらず、理論・電力・機械・法規の問題を解くときにも重要なポイントです。
まとめ
今回は電験三種に必要な“計算力”を身に着けるために、勉強のポイントを挙げてみました。
- ・初めのうちは計算スピードを気にしない
- ・書くことをめんどくさがらない
- ・解説を見て終わりにしない
- ・計算方法を説明してみる
この4つはぜひ日々の勉強で意識してみてくださいね。