試験科目と勉強の手順

試験科目と勉強の手順

試験は4科目(理論、電力、機械、法規)に分かれています。しかし、それぞれの科目がバラバラだというわけではありません。電験三種は高圧電気設備の保全・管理を行うための資格ですが、その電気設備は「電気工学」に基づいており、元々は1つの学問でした。それを4つの科目に分けたので、それぞれの科目には関係があります。そして、効率的に習得するために、おすすめの学習手順があります。

1.勉強を始める前に作戦を立てましょう。
2.電験三種!!4科目の特徴
3.おすすめの学習手順

1.勉強を始める前に作戦を立てましょう。

電験三種を勉強しよう!そう思ったときに、基本テキストを1ページ目から順番に取り組んでいませんか?電験三種の各科目で出題されている内容を分けると、ほかの科目と関わりが深い内容、その科目にしか登場しない内容、例年選択問題でしか出題されていない内容、得点がしやすい、しにくい内容などに分けられます。それらを分析せずに闇雲に1ページ目から取り組むことはやめましょう。6割で合格できる試験ですから、6割とれる作戦を練ればよいのです。

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2.電験三種!!4科目の特徴

«理論の特徴»

「理論」、「電力」、「機械」、「法規」の4科目の中で「理論」は全ての科目の基礎となります。一言でいうと、電気の性質がテーマの科目です。大きく分けて電磁気、電気回路(直流と交流)、電子回路に分かれます。理論は、数学の計算力がとても大事です。理論の前には必ず電験三種に必要な数学を学習しておきましょう。

«電力の特徴»

発電所でつくられた電気を電気を使う側に供給されるまでを学習します。水力・火力・原子力等の発電所、変電所、送電に大きく分かれます。変電所・送電の問題を解く上で理論の知識が不可欠となります。

«機械の特徴»

電気にまつわる機械についてがテーマです。電気をつくる「発電機」、電気を使う「電動機」(モーター等)、静止器と言われる「変圧器」を学習します。また、電力・法規の分野を除く全ての分野が含まれるため、照明、電気化学、制御など出題範囲が幅広いことも特徴です。学習する上で、理論や電力の知識が必要となります。

«法規の特徴»

電気を安全に管理するために必要な法令がテーマとなります。メインは電気主任技術者資格の根拠法令である「電気事業法」どの規定に基づく省令「電気設備技術基準とその解釈」、そして、関連法令として「電気工事士法」、「電気工事業法」、「電気用品安全法」も学習します。法規ではありますが、法令に準拠しているのかを判断するために計算問題は約 40%程度出題されます。計算問題の攻略が合格のポイントでもあります。

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3.おすすめの学習手順


«1. 数学» この科目はとても重要で、電験三種の問題を解くための道具です。数学を使いこなすことは電験三種合格のためには必須です。しかし、計算する手段であるだけなので数学の証明問題等は必要ありません。電験三種に必要なところだけをしっかりとモノにしましょう。

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«2. 理論» 計算問題が80%、文章問題が20%です。電気の性質や決まり事を学習するので、電力、法規、機械では、理論で学習した内容が当然のように出題されています。理論を学習せずに他の科目を勉強することはおすすめできません。理論のほとんどの分野が他の科目と関わっていますので、理解できていないと関係がある分野が習得できなくなります。電験三種に合格するためにも、理論をしっかりと理解することはとても重要です。

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«3. 電力» 計算問題が40%、文章問題が60%の科目です。比較的点数がとりやすいの科目でもあります。また、計算問題の難易度は理論に比べると、比較的簡単な計算問題が出題されます。電力の知識をきちんと理解できれば、そこまで難しくありません。理論の知識は必ず必要で、理論の次に学習するのなら、電力がおすすめです。

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«4. 法規» 計算問題が約40%、文章問題が約60%の科目です。暗記の問題が多いので、比較的点数がとりやすいの科目でもあります。計算問題はある程度出題のパターンが決まっていますから、そこをしっかりと押さえていくことが攻略のポイントとなります。電力の計算問題と同じようなものが出題されますので、電力の次に法規に取り組むことをおすすめします。

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«5. 機械» 計算問題が50%、文章問題が50%の科目です。範囲が広く、出題される内容も専門性が高いので、他の3科目に比べるとやや難しいです。範囲が広いことから、公式も多く扱います。機械は、1番最後に学習することがおすすめです。ただし、冷静に見ると、専門性が高いゆえ、難度が高い問題は少ないようです。しっかりと地道に得意分野をつくって、増やしていくようなイメージをしてから取り組めば攻略できます。分野では、出題頻度が高い、回転機(発電機・電動機)と静止器(変圧器)を攻略してから、自分の得意になりそうな分野をひとつずつ攻略していきましょう。

電験三種は、1.数学→ 2.理論→ 3.電力→ 4.法規→ 5.機械 の順番に勉強というお話しをしましたが、中には「自分の仕事は機械については専門である」という方もいます。あくまで一般的なアドバイスですので、自分が得意な科目があれば、そこから取り組むことはまったく問題ありません。
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